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199Xのウッドボール通信

塩崎剛三/著
著作者
塩崎剛三/著
メーカー名/出版社名
SBクリエイティブ
出版年月
2025年12月
ISBNコード
978-4-8156-3808-5
(4-8156-3808-X)
頁数・縦
454P 19cm
分類
エンターテイメント/サブカルチャー /サブカルチャー
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価格¥2,200

出版社の商品紹介

出版社からのコメント

ファミコンとゲーム雑誌が日常だったあのときの備忘録「ログイン」副編集長、「ファミコン通信」編集長を歴任した著者が語る、1982〜1996年の、69粒の記憶。著者が懇意にしていた飲食店や、思い出深い場所と時間を拾い上げ、南青山グルマンの日々&閉じられた過去の備忘録。古巣に別れを告げた1996年の「アスキーのお家騒動」。この年の6か月間に、筆者の周辺で何が起こったのか……!?あのころの歴史が風化していくのを、もう黙って見ているつもりはない。当事者の約半数が故人となってしまった今だかこそ、書物という形で、しっかりと記憶の蓋を開けてみたい……!曇り空の中、僕は旧玉川上水の緑地公園をトーシンビルに向かって歩いていた。従業員400人を超える巨大部隊。「ログイン」「ファミ通」「アイコン」をはじめとして、年間100冊以上の雑誌や書籍、コミック、ゲームソフトなどを刊行、発売している。僕はそのセクションの担当役員で、小島さんは担当常務だ。1996年になってからの小島さんは、出社拒否状態になっていた。僕が担当する第二編集統括セクションは、去年の後半から数億円の追加増収増益を要求されていて、その捻出した増益の使途に不明点が多かったため、小島さんは何回か社長と衝突していたのだった。会社に来るとたぶん、問題視されている使途不明金と不本意な追加増益捻出の件で、社長とさらなる衝突になるのが明白なので、それを避けていたのだろう。いったん衝突してしまうと、しっかりした今後の方針を示さなくてはならない。それには、まだ時期尚早だ。この冬の一連の出来事に関してどう対処していくべきなのか、小島さんにしても、じっくり噛み砕いて考える必要があったのだ。

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